サビタン 7歳 女の子 4月23日に死去
7年前に一人暮らしの高齢の女性が外猫さんにご飯をあげて、相談が有り、生後4ヶ月の頃にサビタンのきょうだいと一緒に4匹を引取りました。(写真は女性から受取った写真です)
サビタンは人馴れしていないため、里親さんとの出会いが叶いませんでした。
不調の発見、通院が遅れてしまい、原因がわからず、突然に亡くなりました。
多頭飼育(保護)により サビタンの病気の発見・通院の遅れを後悔
サビタンのいる部屋にはサビタンを含む10匹(エイズ・白血病 陰性)の猫のいる部屋です。
ピートくんとしんちゃんの2匹を除く8匹は人に馴れていません。
人馴れしていない8匹の内のほとんどが10年前に多頭飼育崩壊の家から保健所に保護されて、まとめて引取りした子達です。
多頭に飼育された子達は飼い主とのコミュニケーションがとれていないことが多く、人に馴れていないケースが多いのです。
人の気配で影に隠れて姿を消したり人と距離を取りたがります。
そのため写真を撮るときは誰もいない状態になってしまいます。
(高いところに避難している写真)
そのため、嘔吐、下痢、血尿の痕跡があっても誰なのかが判断が難しく、一頭一頭の健康状態を正確に把握することが難しく兆候が現れたときには手遅れになる悲しいことが起きてしまいます。

発見が遅れないよう、ご飯のときに生存の頭数確認と食事量と異変のチェックをしています。
病気、不調、異変の発見が遅れないようにするためには、一頭一頭ケージに入れて把握することが望ましいのかもしれませんが、なるべく自由な環境でストレスフリーに家の中と脱走防止の囲いがある外を行き来出来るようにしています。

ストレスは“心”にまで負担をかける
【獣医師執筆】猫を”多頭”で飼うということ ~ 多頭飼いの注意点 他者のサイトより