アニマルピースから猫を家族に迎えたら
会場から家までの移動中の注意 ・・・・・・・・・・・・・1
家に到着してから

環境に慣れるまで ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
先住犬・猫がいる場合
移住による体調変化に注意してください

食事について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
キャットフードの保存方法について

健康面について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
体の手入れ
夏期の冷房、冬期の暖房の使用について

健康管理について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
ノミ・ダニ・検便について

避妊・去勢手術の必要性について ・・・・・・・・・・・・6

ケージの使用について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

子猫と遊びすぎてはいけないこと ・・・・・・・・・・・・・8
猫は静かで穏(おだ)やかな環境を好みます
子猫と遊ぶ時のやってはいけない注意点

子猫と仲良くなるには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
一人遊びが出来る環境作り
猫の叱り方について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
猫に伝わる上手な叱り方

絶対にやってはいけない叱り方 ・・・・・・・・・・・11

猫の抱き上げ方について ・・・・・・・・・・・・・・・・12
猫が嫌がる猫のホンネ
危険な場所への侵入に注意

完全室内飼育の必要性について ・・・・・・・・・・13
外出先での迷子の注意

猫の放し飼いによるトラブル ・・・・・・・・・・・・・・14
危険な罠

完全室内飼育の約束を守ってください ・・・・・・15

迷い猫を探す方法と早目の対応を ・・・・・・・・・16
捜索していた猫が見つかた後にする事

犬猫 収容施設(捜索・保護)届出一覧表 ・・・・・17

もしもの時の迷子札の注文 ・・・・・・・・・・・・・・・・18

首輪による注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

会場から家までの移動中の注意
車中でキャリーケース(移動用ケース)から猫を出して自由にすると、パニックで運転者に飛びついたり、逃げようとしたり、シートの下に潜ったり予測できない行動をします。
自宅に着くまで、キャリーケースから子猫を絶対に出さないでください。


家に到着してから
キャリーケースから猫を出す前に、必ず、全部屋の戸締りの確認をしてから出してください。
知らない場所に移り、隠れたり威嚇(いかく)したりするかもしれません。

猫の様子には個体差があります。
すぐに慣れる猫もいますが、多くの猫は移住先で緊張や不安、警戒心などで怖がって、狭く暗いところに身を潜めようとします。

家具の狭い場所や仏壇、テレビの裏、ベットの下に隠れて居場所がわからなくなり、探しても見付けられなくなり見失うことがありますので、最初の一週間は、広めのケージに入れて様子を見てあげてください。
(猫が入りそうな隙間や押入れ等の空間は必ず塞いでおいてください)
アニマルピースでは、ケージ、トイレケース、キャリーケースを無料で貸出しをしていますので、必要なときは連絡下さい。
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新しい環境に慣れるまで

猫は環境の変化に敏感でストレスを感じやすくなります。
今まで暮らしていたところから新しいお家へと環境が変わって戸惑っています。
子猫は、親、兄弟姉妹、仲間と離れ、知らない場所へ移り、寂しさや不安でいっぱいになります。
   保護猫のお家


先住犬・猫がいる場合
自宅に先に犬や猫を飼育している場合、譲渡後の猫をすぐに引き合わせず、新しい環境に慣れるのを待って徐々に慣らしていって下さい。
人間でも同じですが、初めての相手と仲良くなるにはある程度の時間がかかるものです。
猫は縄張り意識が強いので、先にいた猫が強く威嚇したり警戒したりストレスを掛けてしまいますので、引き合わせる際は必ず飼い主が立ち会って、先住猫ちゃんとの関係が変化する日を、時間をかけて焦らず見守りましょう。
特に、先住猫が長い期間一人っ子だった場合は、時間がかかることもあります。

移住による体調変化に注意してください
〇移住により免疫力(めんえきりょく)が下がり、一時的に風邪の様々な症状(くしゃみ、鼻水、目やに、
 瞼が赤く腫れる、発熱、食欲不振)や下痢などの胃腸症状も出ることがあり、時には
 重症になります。

  元気そうに見えても、実際は精神的なストレスを抱えてることがあります。
  すぐに症状が現れる場合と(数週間~数ヶ月)時間がたって症状が現れる場合があります
  症状は食欲が落ちたり、嘔吐や目の瞬膜が閉じたり、下痢などのさまざまな 症状が現れ
  ることがありますので、注意深く様子を見て、異変に気が付いたら手遅れにならないよう
  に早目に獣医師の診察を受けて下さる様お願いします。
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食事についてて
正しい食餌の健康管理に気を配り、良質の食事を与え、痩せすぎに気を付けてください。
子猫はまだ体力が不十分なので食欲不振が長く続くと衰弱が進み、急速な貧血により死に至ります。
手遅れにならないように早目に獣医師の診察を受けて下さる様お願いします。

〇食欲がない時には、鶏のささみを茹でて小さく裂いたもの、ドライフードに猫用の鰹節を混ぜたものや、
 缶詰などを与えて下さい(缶詰は、総栄養の物を与えてください)
 アニマルピースよりお渡ししているカルカン(パウチ)は総栄養食です
※人間用の鰹節、煮干は、塩分が多いので絶対に与えないでください。

〇子猫の胃袋は小さいため、一度にたくさんの量を食べることが出来ません。
  子猫の時期は、制限をしないでいつでも食べられるように、また、新鮮な水
  がいつで も飲めるようにしておいて下さい。 
空にしないで 

〇容器は、猫の頭よりひとまわり大きいくらい、
  猫の顔が隠れないような深さ、安定性のある子猫が飲んだり食べやすいお皿タイ
  プの食器を選んであげてください。

〇水飲み容器をひっくり返して汚れるから困るという人間の都合でウォーターノズル
  を使用される方がおりますが、ウォーターノズルは必要な量の水を飲むことができ
  ないため、オススメしません。
  ケージに引っ掛けるハンガー食器タイプを使用してみてください。


キャットフードの保存方法について
食べ切れない程の大袋のフードを購入すると、袋の口を開けるたびに酸素が供給されてフードの品質が
落ちてしまいます。

どんなに良いフードを選んでいても保存状態が悪いと、カビや細菌が発生して質が落ちてしまいます。
質の落ちたフードを与えると体調不良につながることもあります。
おいしく食べてもらうためにジップロックの袋や瓶、容器に小分けにして正しい保存をお願いします。
   
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健康面について
臭いに敏感な猫にとって、タバコの臭い、煙、香水の香りは、健康被害になり、アロマは、有害てす。
猫がいる家でアロマを焚くと命に関わる危険性があるので止めましょう。
   

体の手入れ
猫は基本的に水に濡れるのが嫌いなため、ストレスになるのでシャンプーは控えましょう。
自分で体を舐めて清潔に保つので、犬のような頻繁なシャンプーは不要です。



夏期の冷房、冬期の暖房の使用について
夏期の冷房使用時の注意
猫は冷房(クーラー、エアコン)の冷たい風を直接受ける部屋の中では、冷え過ぎにより体調を崩すことがあります。
冷房使用の際は設定温度に気を付けて冷えすぎないようにご注意いただき、猫が冷房を避けられるよう冷たい風が直接当たらない部屋へ行き来できるようにして下さい。
●冬期の暖房器具による寒さ対策
猫は寒さに弱く体温調節も苦手です。
湿度が下がるとウイルスの活動が活発になり、人間と同じ、風邪をひく原因になってしまいます。
どんなにふわふわした毛布や、ドーム型のベットを用意しても、それだけでは冬の寒さは厳しいものです。
ペット用、置き型パネルヒーターなどで、いつでも暖かくしておいてあげてください
電源コードに噛付き防止の配線カバーが付いているので火災の危険も低いため、お勧めです。
 
留守番中の電気の使用を避けたい場合の対策
湯たんぽはお湯を入れて使うものの他に、電子レンジで温めて使うものもあります。
低温やけどをしないように、毛布などでくるんで使ってください。

留守中はしっかりと暖を取れる場所を確保し、安全な寒さ対策を心掛けましょう。
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健康管理について
定期ワクチン接種、健康診断など日々の健康管理に気を配り、万が一病気や怪我になった場合には必ず十分な医療ケアを受けさせてください。


〇年一回の予防で伝染病を防ぐことが出来ます。
(初回のワクチン接種は、必ず2回必要です)
譲渡した子猫には、2回の接種が済んでいますが、月齢により1回だけの場合がありますので、1回目の接種日から1カ月後に必ず追加接種をしてください。

〇ワクチンを接種後すぐに、本日譲渡会に参加している子猫もいますので、お家に帰られても2~3日は過激な運動(遊び)は控えて下さい。

ノミ・ダニ・検便について
(首の後ろに付ける 塗布薬で駆除できます)
里親を募集する 子猫 全匹にノミ・ダニ・シラミ 付着防止薬のフロントライン、レボル-ション、ブロードラインのいずれかの塗布を行っております。
ノミ・ダニ・シラミ、検便は(-)の状態にて里親様にお渡ししていますが、まれに検便(回虫)など再発する場合があります。
その時には速やかに動物病院にて処置してもらってください。
※申し訳ありませんが、当会は赤字運営の為、処置料は負担できません。
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避妊・去勢手術の必要性について

〇絶対に交配しないでください
室内飼育をしていても、不妊手術をしていないと、発情時期に落ち着きがなくなり、ストレスから攻撃的になり、問題行動が多くなり、外に出たがるようになります。
※オス・メス問わず、外に出たがっても絶対に出さないでください

〇不妊手術は1才以内に行って下さい
生後5~6ヶ月以降に手術を受けられます。
性に関わる病気、ケンカ等のトラブルを防ぎ、精神的に安定した家族として過ごすことが出来ます。

子猫が生まれた場合、飼いきれず、無責任な飼い主の手に渡し、譲り受けた人も、途中で放棄したり、殺処分を依頼に保健所に持ち込んだり最後まで飼える人が少ないのです。
引き取ってくれる人が、皆責任ある人とは限りません。
飼うことが出来ないなら生ませないようにするのが本当の飼い主です。

不妊手術は望まない出産と病気 癌(がん)を防ぐことが出来ます。
不妊手術をせずに発情の度にオス・メス関わらず、多大なストレスをかけ、手術をさせないで癌になって苦しめることが逆に不幸にさせる結果になります。
望まない出産、病気の予防、トラブル防止のために避妊・去勢手術を行いましょう。
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ケージの使用について
猫は自由気ままにのんびりと暮らしたい生き物です。
そんな自由の象徴ともいえる猫をずっとケージで飼うということは、全ての楽しみを奪ってしまうということになります。
〇ケージに入れる時間は6時間まで
ケージに慣れている猫でも、長時間ケージに閉じ込められ、ケージの中では満足に走り回ることも自由になることも出来ないので、ストレスが溜まり、猫の健康を害し、寿命を縮める可能性を高くします。

飼い主が家にいるときには、なるべく部屋に放して一緒に遊んであげると、猫は喜びますし、ストレス解消になります。
どうしてもケージに長時間入れなければならないときには、猫が快適に生活出来る広さや高さのあるケージで、きれいなトイレ、十分な飲み水、猫の好きなおもちゃ、マット等を準備してあげて下さい。

〇ケージの置き場所と冬季の温度管理
ケージ内に直射日光が差し込む場合や保温器(パネルヒーター)で暑すぎてしまうと体調を崩すことがあります。
猫がケージ内で体温調整や日陰に移動来できるようにして下さい。

〇ケージ飼いのメリット・デメリット
ケージ飼いの一番のメリットは、室内での事故防止ですが、ケージの中は必ずしも安全だとは限りません。

意外と多いケージ事故!
ケージの柵に足や爪を引っかけて外れなくなってしまうことがあります。それが原因で骨折等の怪我になってしまう危険性があります。

首輪や首輪に付いている鈴部分がケージに挟まってしまうと、窒息してしまい、見つけるのが遅ければ命に関わる可能性が高いです。
事故から猫を守るためにも、飼い主がしっかりと猫の事故のリスクを解消してあげるようにしましょう。
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子猫と遊びすぎてはいけないこと
子猫に限らず猫全般に共通している事ですが、猫は瞬発力については素晴らしい運動能力を発揮し
ますが、持久力があまりなく、すぐに疲れてしまう特徴があります。
飼い主さんがおもちゃで遊んでくれると、身体は疲れているのに頑張って遊んでしまいます。
その結果、子猫の体力的には限界となり、身体に大きな負担がかかってしまいます。

猫は静かで穏(おだ)やかな環境を好みます
日頃から、大きな音、猫のそばでの突然の動作、しつこくかまい過ぎるなどは避けてください。
一般的に子供は、大きな音を立てたり動作が大きかったり、時には予測不能な動き方をすることがあります。「大きな物音」「急な動作」、そして子供の甲高い声も猫には「苦手」のひとつです。
新しいお家に慣れるまで3日くらい掛かりますので、優しく見守ってあげて下さい。

子猫と遊ぶ時のやってはいけない注意点
猫によって活発なタイプとおとなしいタイプがいますが、活発な猫の場合、人がおもちゃを使って激しく遊ばせると、子猫は興奮がエスカレートして、テンションが上がり過ぎて、おもちゃを仕留めるような勢いで飼い主さんに攻撃をしてくる落ち着きが無い、活発な性格になります。
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子猫と仲良くなるには
猫と仲良くなり甘えてもらうためには猫を安心させ飼い主さんを信頼してもらうことが大切です。
猫を構いたい気持ちをぐっと押さえて猫が新しい環境に慣れるのをじっと待ちましょう。
そうすれば猫はきっと飼い主さんの気持ちを察してくれます。


一人遊びが出来る環境作り
猫は縦の動きをとても好みますので、キャットタワーなどがあれば最適です。

キャットタワーがない場合は、猫が上り下りして遊べるような段差を作ってあげるとそれだけでも喜んで遊んでくれます。

1匹飼いで、更に留守番の多い猫には、やはりキャットタワーを設置してあげる事をおすすめします。
猫の性質をよく理解して作られていますので、運動不足解消にも役立ちます。
子猫と一緒に遊ぶ時間は、飼い主さんとの大切なコミュニケーションの一貫で、信頼関係の構築にも役立つ大切な時間です。

お仕事で忙しい飼い主さんも多いとは思いますが、遊びの時間はただ長く取ればいいという物ではなく、少しの時間でも毎日一緒の時間を過ごす事で、猫も楽しく生活していけるようになりますので、無理のない範囲でかまってあげるようにしてあげてください。
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猫の叱り方について
カーテンによじ登ったり、壁をひっかいて傷をつけたり、飼い主がしてほしくないことをされた時、猫を叱りたくなりますが、それはあくまで人間の都合。
猫はその行動が「飼い主に迷惑をかける」行為だとは、まったく思っていないようです。
猫は人間のように行動をコントロールするのはなかなか難しいものです。
爪とぎやマーキングは猫の本能的な行動なので止めさせることはできません。

無理にやめさせると猫がストレスをためてしまいます。
猫専用の爪とぎ器を与える、傷つけられて困る壁やソファにはシートやカバーに、爪とぎ防止スプレーをかけておくなど傷つけられないような環境づくりをしましょう。
ある程度は許容する考えも必要です。
事前に対処して叱る回数を減らし、どうしてもされたら困ることだけに絞って叱るようにしましょう。

猫に伝わる、上手な叱り方
いたずらをしている時に現行犯で叱るが有効です
時間が経ってから叱っても、なぜ叱られているか猫にわかってもらえないと効果がないです。

いたずらをしているタイミングで、霧吹きや水鉄砲を使って水を吹きかける(少量でも猫は水が嫌いなため効果的です)
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〇アルミホイルを敷く
トイレ以外の場所でそそうをしてしまう時は、その場所やまわりにアルミホイルを敷いてみましょう。
猫はアルミホイルの上を歩く感触が嫌いなので、そこによりつかなくなります。
〇「音」で驚かせる(猫は大きな音が苦手)
いたずらをしているタイミングで、小石を入れた空き缶を投げて音で驚かせる。
四つ折りにした新聞紙でガサガサと大きな音を出す。
猫に直接当てては絶対にいけません。
猫の負担にならない程度にしましょう。

〇「声」で驚かせる

いたずらをしているタイミングで、手をパンと叩く音を出す
強く「スッー!」と声を出す
家族が複数いる場合は、猫を混乱させないため、叱るときに使う言葉を統一するようにしましょう。

絶対にやってはいけない叱り方
・身体を叩く、身体を押さえつける(特にしっぽは、猫の弱点なのでなおさら避けましょう)
・怒鳴る
・狭い場所に閉じ込める
・追いかけながら叱る(猫はとてもデリケートなため)
・名前を呼びながら叱る などの行為は猫に苦痛や恐怖を与えるだけで逆効果です。それどころか、「攻撃された!」と感じて恐怖や驚きから飼い主さんに不信感を持ってしまいます。
猫との信頼関係が崩れる原因にもなるので絶対に止めましょう。
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抱き上げ方について
猫の正面から両脇に手を入れて持ち上げると、ぶら下がった状態になり、体重が猫の体に負担が掛かります。
片手を猫の胸の下に手を入れて、もう片手を猫のお尻に手を添えて支えて抱き上げます。
※必ず、お尻に手を添えて、しっかり支えてリラックスした姿勢で抱き上げるように して下さい。

猫が嫌がる猫のホンネ
猫によっては扉の付いたドーム型トイレを怖がったり、圧迫感のあるため嫌がることがあります。
砂は粒が大きい物は足元が不安定に感じ、嫌がる猫もいるようです。
猫は砂(土)を掘って排泄していたことを考えると「鉱物系の砂」のような粒の小さい物を好みます。

また、首輪に鈴が付いたものは、獲物をねらって生活をしてきたことから自分の存在を知らせる鈴の音はストレスになります。
猫の習性や好みに合ったものを選んであげて下さい。

危険な場所への侵入に注意
猫を自由にさせる前に住居内に危険な場所がないかご確認ください。
洗面所、浴室では浴槽に水が張られた状態で子猫が誤って落ちておぼれたり、洗濯漕内に入り込んで事故に遭ったりと危険です。
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完全室内飼育の必要性について
一度でも外に出てしまうと、見つけられる確率が低くなります。
移住先で事故や迷子にならないように、新しい環境に慣れるまで、逃げ出さないように特別な注意をして下さい。
特に網戸、戸の開け閉めの多い夏季は脱走に注意をお願いします。

猫は引き戸なら少し重い戸や網戸でも開ける子がいます。
玄関や窓を開けた時は猫が飛び出さないように注意して下さい。

網戸からの脱走防止対策を
(100円ショップなどで購入の窓ロック)や、つっぱり棚を縦に柵のように設置する方法等 、ご自宅の状況に合わせて工夫して行って下さい。
網戸を突き破ったり、猫が勝手に窓を開けないように対策をするようにしましょう。


外出先での迷子の注意
外出時の注意点は猫を逃がさないこと。
外出先で猫を迷子にすると見つけられる確率が低くなります。
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猫の放し飼いによるトラブル
外を自由に放して飼うと、ご近所とのトラブルとなり、飼い主やその猫が近所から嫌われる恐れがあります。

外を自由に放し飼いをしている猫は、飼い主が気づいていないところで近隣に迷惑
をかけている場合があります。
 
 
・他人の家の中に侵入して台所を荒らす。
・ゴミや花壇、畑を荒らす
・庭にフンや尿をして荒らす。
・発情期の鳴き声
・車に足跡や傷を付ける。
・金魚や鳥などのペットを傷つける。

危険な罠(わな)
動物を駆除目的に狩猟用の罠を仕掛ける人がいます。
罠はホームセンターやネット上で売られ、誰でも簡単に買うことが出来ます

罠は農耕地に限らず、住宅地にも仕掛けられています。
人目のつかない場所で固定して仕掛けるため、罠に掛かった動物は、逃げることができず、発見されないまま衰弱死するケースが多いのです。
〇とらばさみ(別名トラップ)は
中央の板に足を乗せるとバネ仕掛けで2つの半円型の金属が合わさり足を強く挟み込む残虐性の強い狩猟用の罠です。
罠を仕掛けたという行為が動物虐待罪器物損壊罪、鳥獣保護法違反、動物愛護管理法違反になります。罠に掛かった、犬や猫を見つけたらすぐに警察に通報しましょう。
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完全室内飼育の約束を守ってください
猫が外に出たがった場合でも絶対に外に出さないでください
猫を不幸にする結果になり、外は猫にとって危険がいっぱいです。

・捕獲 ・殺傷するわな ・毒殺 ・農薬による死亡 ・交通事故死
・悪質なイタズラ ・虐待 ・連れ去り ・妊娠 ・迷子 ・病気や怪我
・伝染病の感染・ノミ、ダニの寄生虫
・猫同士のケンカ(縄張り争い、メスをめぐる争い)
・イタチなど野生動物とのケンカ(襲われて死亡するケースがあります)
   

リードにつないでの散歩も外に出る癖(くせ)を付けてしまいますので禁止です。



                        -15-
 

失踪した時は早目の捜索と対応を
警察(交番)、保健所、動物愛護、管理センターに捜索の届出をしておくこと
捜索の届出が遅れると殺処分される可能性が高くなります。


猫の種類 ・性別 ・毛色 ・首輪の色等、特徴をハッキリ伝えましょう。

•いなくなった場所
•いなくなった時間
•特徴(種類、毛色、体重、性別、大きさや体格)
•首輪、名札など身につけていた物
•マイクロチップを入れてあるかどうか
必要情報を記載したチラシを作成し、動物病院、町内の掲示板、ゴミ収集所、スーパー・コンビニ、美容院、ペットショップなどに貼らせてもらいましょう。

迷子猫はいなくなってから時間が経つごとに、移動範囲が広がって見つけることが難しくなります。
脱走防止策をしっかり管理することが、最も重要です

捜索していた猫が見つかった後にする事
無事に見つかった事の報告、ポスターの撤去、保健所と警察にも見つかったことを報告するようにしましょう。協力してくれた方達にお礼も忘れないようにしましょう。
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宮城県(仙台市)犬猫 収容施設(捜索・保護)届出一覧表
警察署(交番)、保健所、宮城県動物愛護、仙台市管理センターは連携して情報交換をしていません。
警察署(交番)、保健所、動物愛護、管理センターへ届け出の連絡をしてください。

警察署は24時間、届け出を受け付けてくれます。
保健所や収容施設(動物愛護・管理センター)は、土日、祝祭日などは閉庁となりますので捜索・届出の連絡は平日でなければできません。

土日祝・夜間など業務時間外でもメールで受付をしてくれるところがあるかもしれません。
その場合でも、翌開庁時間に電話で届け出の確認をすることをお願いします。
 各所   所在地   電話
 仙台市動物管理センター   〒980-0034
仙台市宮城野区扇町6-3-3
  022-258-1626
 宮城県動物愛護センター  〒981-3326
富谷市明石下向田69-4
  022-358-7888

 宮城県 保健所  所在地     電話
 仙南保健所  〒989-1243
柴田郡大河原町字南129-1
  0224-53-3119
 塩釜保健所  〒985-0003
塩竈市北浜四丁目8-15
  022-363-5505
 塩釜保健所岩沼支所  〒989-2432
岩沼市中央三丁目1-18
  0223-22-6294
 塩釜保健所黒川支所  〒981-3304
富谷市ひより台二丁目42-2
  022-358-1111
 大崎保健所  〒989-6117
大崎市古川旭四丁目1-1
  0229-87-8001
 栗原保健所  〒987-2251
栗原市築館藤木5-1
  0228-22-2115
 登米保健所  〒987-0511
登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  0220-22-6120
 石巻保健所  〒986-0850
石巻市あゆみ野5-7
  0225-95-1475
 気仙沼保健所   〒988-0066
気仙沼市東新城三丁目3-3
 0226-22-6615

仙台市ペット斎場 
仙台市泉区松森字阿比古7-1
(松森資源化センター隣)
022-373-7469
仙台市内で飼育されている犬・猫(ペット)の火葬場です。
事故等で飼い主のわからない動物(ペット)の死体が運ばれています。
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★プラスチック製 厚さ3mm
★文字の種類・ひらがな・カタカナ・漢字・数字
★赤・青・黄緑・オレンジ・ピンク・シルバーの6色
★サイズ「大」は500円硬貨、「小」は5円硬貨と同じです。

大サイズ(片面彫)の場合、住所の文字は(ハイフンの記号)を含む12文字まで
小サイズ(片面彫)の場合、住所の文字は(ハイフンの記号)を含む10文字まで

【サイズは実物と同じです】
A・B・C・両面のいずれかから選択して下さい。
Aの例
Bの例
Cの例
両面彫り

ご注文方法は、備え付けの郵便振替用紙にご記入の上、郵便窓口でお支払い下さい。
※お申し込みいただいた日から3週間以内にお届けいたします。
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首輪による注意
首輪は迷子になったときに必要ですが危険がいっぱいです。
子猫のときに首輪を着けたまま迷子にすると、成長して首輪が首に食い込み、命を落とすことになりますので注意をお願いします。
首輪がゆるかったり、首輪に付いている鈴や名札を気にして下あごが首輪にはまり「さるぐつわ」
 状態になります。 このままでは、餌を食べられなくなります。

収縮タイブ、ゴム製タイプは、伸びて、前足が通り「たすきがけ」状態になります
  長期間続けば脇の下の皮膚に傷がつき、化膿してしまいます。

小枝など、首輪が何かに引っ掛け「首つり」状態になり、状況が悪いと命にかかわります。

首輪のきつさは「人の指1本分が入るくらい」が良いとされています。
成長して首の太さが変わってくるので常に調節する必要があります。
首輪の事故を防ぐためには、強い力がかかったときにはずれる安全なセーフティ首輪をお勧め致します。
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    宜しくおねがいします。