うるる メス 推定5~6才 腎臓病が進行し、今月4月1日(月)の夜、お空に旅立ちました。
引取り直後から甘えていたので、以前に誰かに飼われていて捨てられたと推測します。 子猫のように小柄で甘えん坊、小さな声でミィーミィーと鳴き声が可愛いおとなしくてお世話し易い うるるちゃんでした。 うるるちゃんは会場での募集はストレスから病気発症する心配があったため、ネットで、家族募集をしていました。 たくさん甘えさせてくれるご家族で、ハンデがあっても受け入れてくださる方にお願いしていましたが申し出が無く、やはり、片目が無いことや、エイズ陽性からなのか、出会いは叶いませんでした。 うるるちゃんは、2か月前に亡くなったロペちゃんと同じ病気を患っていました。 ◆ウイルス性の慢性的な猫風邪症状 ◆エイズ陽性 ◆歯肉口内(唾液) 口内に腫瘍 (令和5年2月2日に腫瘍の切除手術をしました) ◆高血糖の数値 ◆腎臓病を発症
亡くなる前日は、いつもと変わらず 腕に掴まって、顔すりすりして、喉を鳴らして甘えてきて、ごはんは口内炎で痛がらないように用意したスープもいつもと変わらず自分から食べてくれていました。
お別れの準備看取り方 末期:入退院を繰り返して死に近づく 末期になると犬猫の寝ている時間が長くなり、何も食べなくなり、死に近づいていきます。 犬猫が食事や薬を嫌がるなら、口をこじ開けてまで与えるのは控えたほうがいいかもしれません。 人間だって本当に具合が悪いときには、近くであれこれ世話を焼かれるよりもそっとしておいてほしいと思いますよね。 私は犬猫が慢性腎臓病の末期になったら、無理をしないで一緒の時間を過ごしてくださいと伝えています。 亡くなるときは老衰に近い眠るような死に方 慢性腎臓病による死が近づいたときは、「食欲がまったくない状態が1週間以上続く」「寝ている時間が長い」「嘔吐を繰り返す」といった状態になります。 犬猫が亡くなる前日や当日には血圧が下がるので、口の粘膜が白くなってきます。 私は飼い主さんに犬猫が亡くなる兆候を伝えて、看取りの方法や場所の相談をしています。 最期が近いことを伝えなければ、飼い主さんはいつまでも「生」にこだわって犬猫とのお別れの準備ができないからです。 慢性腎臓病の死に方は、だんだん動かなくなって寝る時間が長くなって眠るように亡くなることが多いと思います。犬猫の最期はおそらく意識がもうろうとしているので、そこまで気持ち悪さを感じないかもしれません。 老衰や自然死に近い死に方だと思います。 看取り方 「腕の中で看取らなければ犬猫がかわいそう」と思い込んでいませんか? 飼い主さんの気持ちとしては腕の中が理想かもしれませんが、犬猫を静かに見守ることも看取り方のひとつです。 最期が近づくと、犬猫の体をほんの少し動かしただけで呼吸が止まってしまうことがあります。 また、家族が不在のときに亡くなることも少なくありません。 病気の末期はささいな刺激が亡くなるきっかけになるので、「自分が動かしたせいで」「最期に見送れなかった」と自責の念をもたないでくださいね。 亡くなったときが愛犬、愛猫の寿命です。 なかには「ペットの死を見るのがつらいから」と、動物病院に入院させる飼い主さんもいます。 看取り方はさまざまですが、私は十数年を共に暮らした犬猫の死を飼い主さんには何らかの形で見届けてほしいと思っています。 |