保健所に保護されていた 視力を失ったルース 1歳 オス
優しい里親さんの元へと巣立っていきました。

ご支援くださった皆様、気に掛けてくださった皆様に感謝致します。
繋いだ命
1年前の令和4年9月14日にルースが生後3ヶ月頃に保健所から引取りました。
収容施設のケージの中でルースはどこか不安そうに隅でじっとしていました。

風邪の後遺症で目が痛々しい
猫風邪の後遺症で両瞼は開いているものの左眼の眼球はすでに退縮しており、右眼の表面が白い膜で覆われて両目とも見えていませんでした。
保健所から引取りした翌日にかかりつけの動物病院を受診し、眼科専門医の上杉動物眼科クリニックで検査をて瞼球癒着の診断でした。

瞼球癒着が起こる原因 他者のサイトより
今年6月に保護した当時 生後2ヶ月頃のアリス
猫風邪後遺症により瞼が腫れて結膜が赤く充血、炎症の症状がありました。
目の点眼により症状が改善した症例です。
病院から処方された点眼薬を1日4~6回を3週間行いました。
点眼をしてから2週間後の写真
処置が遅れると瞼が眼球に癒着して視力の低下や失明などの後遺症が残ることがあります。早期診断・早期治療が重要です。
免疫力が十分な大人の猫は感染していても発症することは少ないですが、新生仔期や高齢の猫など、免疫力が弱かったり落ちていたりすると発症しやすくなります。

ルースの家族探しのため 幸せな縁を繋ぎたい一心でした。
ルースくんが成長しない内になるべく可愛い子猫の時期に里親さんを探してあげたい想いが強くなり、募集会当日、ルースをキャリーケースに入れようとすると激しく威嚇してその場から放れようとしません。
募集開催の度に嫌がるルースを無理やりキャリーケースに押し込むことが何度もありました。
自分に起こっていることが見えず、知らない場所への移動は怖くてたまらなくて不安を与え無理をさせていました。
募集会場では、子猫や、人懐っこい猫はすぐもらわれていきます。
ルースを多くの人に見てもらえる場所に置いても なかなかルースに気を止めてくださる方がいませんでした。
たくさんの子猫がいる中で、どうしても「もらわれやすい子」から譲渡先が決まっていきます。
ルースは1度は引き取られたもののエイズ陽性のため、戻ってくることになりました。
ハンデのある猫は、里親様が決まりにくいのが現状です。
成猫、シニア猫、人に馴れていない猫、障害がある猫は中々選考の候補にもなりません。
特に子猫の募集時期は里親様が決まりにくいため一時、ルースの里親募集をストップして、また募集再開を考えていました。

家族との出会い
  今年8月3日にルースを我が家に迎えたいと電話連絡がありました。
1年経過しても貰われないルースを心配して、ルースの里親を決めてくださいました。
先住猫たちが暮らす家に迎えられたルースは「虎吉」という名になりました。
「今日から我が家の家族だよ」愛しげに見やりながら、里親さんはルースに話しかけました。
先住猫さん3匹にルースくん
里親さんのおうちには、先住に仲良しの3匹猫さんがいます。
写真 : 左から、テン(14歳)、チャコ(14歳)、すずめ(2歳)、こまこ(1歳)
14年前にテンちゃんとチャコちゃんをアニマルピースから譲渡しました。
チャコちゃんは2年前に腎臓疾患で亡くなりました。
すずめちゃん2歳は、2年前に近所の方から相談を受けて家族に迎えたそうです。
こまこちゃん1歳は、1年前に里親さんの自宅近くで保護して、アニマルピースの募集会に参加しましたが、貰い手が付かず、家族に迎え飼われることになりました。
 
無邪気に遊ぶルースくん
里親さん宅に引き取られてから直ぐに馴れて目が見えないことなど ものともせず、元気におもちゃで遊んで楽しく過ごしている様子が伺えました。

目を離したすきに他の猫さんたちのいる部屋へ好き放題 やんちゃを楽しんでいますと(里親さんは笑って話していました)
先住猫さんたちは予測不能なルースくんの動きに戸惑いルースと距離を取っているそうです。
譲渡当日の写真です。
ママのことが大好きでママの後を追うルースです。
愛情を注がれてルースは幸せになりました。

アニマルピースの活動にも応援してくださり、里親様に感謝の気持ちでいっぱいです。

高齢、障害、病気がある動物たちの 悲しい現実
高齢、障害、怪我や病気、問題行動などを理由に一般譲渡が難しいと判断され、登録団体への引渡しも対象外と判断されるケースもあります。
高齢でも障害があっても、その子の魅力は何ら変わりなく、それぞれがとても個性的で可愛いさがあります。

みんな 平等の命 
犬猫たちの殺処分を無くしたい気持ちは職員さん方も同じです。
多頭飼育崩壊者宅から保健所やセンターに保護されて、収容数が増加しケージが足りなくなり、不幸な犬猫が増えています。
宮城県動物愛護センター、保健所、仙台市動物管理センターに収容された犬猫たちが、唯一救われる方法は、新しい飼い主が見つかることです。

家族として迎えてもらえる日を待っています。
宮城県内の施設に収容されている犬猫 譲渡動物情報
以下は、宮城県動物愛護センターからのお知らせ内容です。
宮城県動物愛護センター サイトより
他者のサイトより 犬猫の殺処分:【犬猫の殺処分】行き場を失う命 | リディラバジャーナル




全盲のルースくんの家族を募集しています。
オス 猫風邪により保護時から両目とも視力がありませんでした。
今後、眼の通院の必要はありません。
生後5ヵ月半くらい
去勢手術済み
エイズ(陽性)・白血病(陰性)
目が見えないためかナデナデや抱っこはあまり好きではありません。
目が見えない分、音に敏感で大きな音が苦手です。
急に触られたりすることも苦手で襲われる不安からか敵だと思うところがあるようです。
おもちゃで遊ぶときは狩りをするように激しい動きで楽しそうに一人で活発に走り回っています。好奇心旺盛で元気なルースです。
音のするおもちゃや、おもちゃに鈴を着けたりすると音を追って遊ぶようになります。
他の猫さんが居ると安心して遊び相手になると思います。
他の猫さんに鈴付きの首輪を着けていると、猫さんが近付いたときに居場所がわかり、猫さんが近付いても安心出来ると思います。
ルースくんが自由に出来るスペースが無いことや、長時間ルースと過ごす時間が無いため、現在、2階の日当たりの良い部屋のケージの中だけで過ごしています。
トイレやご飯、お水の置く位置を決めておくと居住空間を把握して見えている状況と変わらず自分で動けるようになります。
馴れた場所以外では全く動かずにじっとしています。
ルースくんはエイズ検査で陽性と診断されました。
他の猫さんと接触を避けることや、ルースくんが自由なスペースで日光浴が出来る安心して過ごせるように。
畳1~2帖分のスペースを園芸用ラティス(ホームセンターで購入出来ます)ルースくんだけの居場所を造るなど工夫してください。
(ケージ、トイレケース、キャリーケース、園芸用ラティスを無料貸出しを行っています)
★部屋をフリーにする場合は、模様替えをなるべくしない。
★何処が安全なのかわからないため高さのある段差は注意が必要。
★嗅覚が頼りになるので匂いの強い香水や芳香剤は避ける。
★急に触ったりすると不安になってパニックになるため、馴れてくれるまで触ったり抱っこする前に名前を呼んだり、匂いで確認してもらうとよいと思います。



ルースくんの眼科手術の中止と家族募集について。
現在、生後3ヶ月半くらいの男の子です。
保健所から先月9月14日に引取りしたルースは酷い猫風邪の後遺症で左眼を失い、右眼は瞼は開いているものの膜が張り付いている状態で目は見えていません。
保健所から引取りした翌日9月15日にかかりつけの動物病院を受診しました。
角膜に癒着した瞬膜を剥がす手術をすると視野が広がって見えるようになるが困難な手術になるため眼科専門医の上杉動物眼科クリニックを紹介してもらい予約も手配してもらい今月10月5日に検査をしてもらいました。
検査をして瞼球癒着との診断でした。
専門獣医の説明では、右眼の瞬膜が角膜に癒着(ゆちゃく)くっついている状態になっているため角膜上に貼り付いている分を取り除く手術があるが、手術をしてもまた同じ症状の状態に戻ってしまいその度に手術をすると猫の身体にも良くないため、手術はしない方が良いと説明を受け、手術はしないことにしました。

手術を受けさせてから里親さんを探してあげたい思いがあったので、アニマルピースに支援してくださる方に会報(収支報告書)を先月9月26日に発送して支援の協力をお願いをしていました。
報告書の郵送後に支援者様よりルースくんの手術代にしてくだいと直接連絡を頂き、その後も温かいメッセージのメールを頂き、少しずつ寄付金が集まりました。
お寄せいただいた寄付金は、他の子達が必要な医療を受けられるようかかりつけの動物病院へ内金として本日、お支払いしてきました。
ご支援くださった皆様へ深くお詫び申し上げます。
ホームページ上での報告で確認頂ければ幸いでございます。
ルースくんの家族を募集しています。
ルースくんが成長しない内になるべく可愛い時期に里親さんを探してあげたいため、急遽ルースくんの里親さんを探すことにしました。
左眼の眼球はすでに退縮しており、右眼の表面が白い膜で覆われて両目とも見えていません。
右眼も左眼と同様に眼球が退縮する可能性があります。
今後、眼の通院の必要はありません。
涙目、目ヤニがあるときは点眼薬が必要になります。
ルースくんの眼についての医療費は、アニマルピースのかかりつけの病院に限り負担致します。

ルースくんは、保護当初より、環境に馴れて甘えてくれるようになりました。
トイレ、食事の手助けは不要です。
激しいいたずらをする子ではありませんが、好奇心旺盛で元気なルースです。
ルースくんは眼が見えていないため、移住後、不安が大きく、ストレスがかかりやすくなります。
ストレスが命をおびやかす病気
命を繋いだ大切な子です。
ルースくんのことを理解して心の繋がりを大切にしてくださり家族として受け入れて下さるご家族を募集しております。