【新聞記事の訂正】


多頭飼育崩壊の中で苦しむ犬猫と保護ボランティアの苦悩を広く知って下さい。 
私、菅原が他の団体に所属し初めてボランティア活動をした3年間、その後、自身で立ち上げたアニマルピースを含む2つの団体の代表者として17年、合せて20年になります。長年に渡る活動で疲労が積み重なり私の活動も限界に近づく中、団体としてのアニマルピース最終の切実な訴えです。  

平成13年以降に起こった宮城県内の多頭飼育崩壊事例
代表菅原の体験事例や宮城県内のいくつかの保護ボランティア団体・活動家さんからご協力を頂き、事例は掲載者にご了解を頂いております。(非公開を希望されている活動家さんの名称は伏せています)
崩壊事例は14件確認されましたが、内容は多頭飼育崩壊のほんの一部で、ボランティア団体が関わらず保健所に持ち込まれるケースもあると思われ、飼育現場は他にも数多くあると考えられます。


平成30年2月6日に開催された宮城県の動物愛護推進協議会に出席し、昨年度に提出した要望書に基づき無責任な飼い主による多頭飼育を未然に防止しするための届出制度の条例化を再要望いたしました。
それに対し県側は「現時点では、現状の制度により多頭飼育を把握し、解決を図ることにより対応可能と判断している。」と拒否されてしまいました。

ところが、協議会が行われた日のわずかな間にも2つの保健所管内で多頭飼育崩壊が発生し、そのような状況が進行しているとの現実が存在します。

このような状況下、県の担当者が言う「現状の制度により多頭飼育を把握し、解決を図る」とは、どのような方法で多頭飼育を把握し、どのような解決方法を取っているのか、甚だ疑問に思われます。

協議会が行われた10日後に県庁の男性担当職員へ再度交渉しましたが、協議会と同様の回答で、こちらの切実な要望には、耳を傾けることも無く、職員の主張を強調され、非常に残念な気持ちになりました。

多頭飼育が崩壊する時、飼い主は飼育不能となり、写真で示したような「飼育している」とは言い難い惨状が多く見受けられます。

犬は登録も予防注射もほぼ受けておらず、多くの場合は何かしらの疾病を抱えています。そのような動物たちを引き取った後は、獣医師による治療を受けさせ、人への信頼を取り戻し精神的にも飼育に適した状態に回復させ、その後、やっと新たな飼い主を探すことになります。そのための費用は膨大で、寄付等によりやり繰りしていますが、限界はあります。それに対し、行政からは何も支援もありません。
このような現状から、無理な多頭飼育を未然に防止するために、他県等でも制定している届出制度を宮城県でも策定して頂きたいのです。
市町村からの情報収集や町内会、動物病院など広く協力を得て情報を把握し、「届出」を義務付けることで飼い主に自覚を促すことができます。また、環境省が示している多頭飼育頭数の目安なども取り入れて、行政が定期的な指導を確実に行うことで、無理な飼育を抑止していくことできると思います。崩壊してからでは遅いのです。

犬や猫を県民の多くの家庭で飼っており、ペットは家族同然という意識も広まり動物に対す愛情がますます強くなってきています。処理に困るから殺処分するという従来の動物行政が問われる現在において、安易に命を断つことは許されません。

神奈川県では多頭飼育崩壊後の譲渡会を県主催で開催し、積極的に譲渡に務めています。動物たちに対する愛情と動物愛護行政に対する責任感が伝わってきます。宮城県には再度、平成28年度に提出した届出制度に関する要望書を検討して頂きたいと思います。

常識を超えた多頭飼育 (アニマルピースのサイトより)


多頭飼育崩壊の悲劇を繰返さないよう県民の皆さんの賛同と県へ皆さんの声を届けてください。

多頭飼育崩壊を発生させないためには、まずは予防が重要でそれには「多頭飼育届出制度」が必要と考えます。

現在は埼玉県・千葉県・茨城県・滋賀県、大阪府、山梨県などが多頭飼育の届出を条例化しています。この条例により、一定の頭数(10頭に設定している自治体が多い)以上犬や猫を飼っている人は届出が必要になります。ちなみに埼玉県の場合、届出をしない、または虚偽の届出をした場合は、3万円以下の罰金(過料)となっています。

この制度は多頭飼育崩壊現場で犬猫の保護活動をしてきた人達の悲願であり、動物福祉に適った(動物に苦痛を与えない)飼育環境を整えるためのとても大切な制度です。
多頭飼育崩壊を断ち切るために、今変えなければこの先も苦しむ動物が増えるという同じことの繰り返しです。

宮城県でも条例の策定を目指して、電子申請、電子メール、郵送、FAXでどうか皆さんもこの声を宮城県へ届けて下さい。宮城県知事への提案先へ
宮城県(仙台市含む)では、劣悪な環境で適切に飼育できる程度を超えて犬猫を多頭に飼育していた(多頭飼育崩壊)事例が何件も発生してきました。多頭飼育崩壊を未然に防ぐことが重要ですが、その対策について県の担当者が言う「現状の制度により多頭飼育を把握し、解決を図る。現状の制度で対応可能」ということは、甚だ疑問に思われます。より踏み込んだ対策として、他自治体でも制定されている多頭飼育届出と助言、指導を行う条例の策定を要望します。 

この届出制度が罰則や飼育についての助言、指導により、多頭飼育の崩壊を抑止する力を発揮し全国に広がることを願っています。

「多頭飼育崩壊」には、いくつかのパターンがあると考えています

「犬屋敷」や「猫屋敷」にしてしまう無責任な飼い主、繁殖により飼育できない数にまで犬や猫を増やしてしまう人たちが後を絶ちません。
多頭飼育する人はアニマルホーダーといい、精神疾患の一つとされていますが、そればかりではありません。
◆自らの意思で多数の動物を集め、適切飼育が不可能になっても動物達を手放すことができない精神状態=アニマルホーダー(精神疾患)。
◆知識不足や経済的事情により、避妊去勢手術を怠った結果、犬猫が繁殖を繰り返す。
◆繁殖業者が人気品種を無計画に繁殖させ、経営が行き詰まり、崩壊するケース。
◆不妊手術が可哀想あるいは自然の摂理に反すると考える。
◆経済的困窮・・・飼育頭数に見合ったエサやトイレ砂などを購入できない、通院できない。その結果、
  ひどく痩せて  いたり、病気怪我が放置されていたり、ワクチンも未接種。
◆高齢者・・・事例では独居の高齢者が多い印象。
◆寂しさ・・・独居の寂しさをペットで埋めようと購入したり、外猫にエサをやり招き入れたりするが、避妊去
  勢をせず  に繁殖させてしまう。
◆小遣い稼ぎ・・・業者ではないが販売ルートに乗せて金銭を得る目的。繁殖のコントロールができずに崩壊
※多頭崩壊させる人は再犯しやすい
 




平成29年宮城県動物愛護推進協議会が2月7日に行われました。
宮城県民、みんなの問題です。
皆さんが住む宮城県の犬猫の問題を知ることが必要です。
一人一人意識を変えなければ同じことの繰返しです。

宮城県動物愛護推進員として4回目の出席となります。
宮城県動物愛護管理推進計画   
宮城県動物愛護推進協議会 県説明資料

毎年、協議会は1時間半から2時間の短い時間の設定で行われ、今回も県からの説明で定刻に終わることに不満を感じていました。
今回は事前に
資料を渡して平成27年度に提出した宮城県動物愛護推進計画に対する具体的な検討要望への回答、平成28年度に提出した犬猫の多頭飼育の届出に関する要望書への回答を求め出席しましたが、定刻に終わるよう説明が短縮され、もっと有意義なものにして欲しいと思います。

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